Cruttoは密閉型の配管（材質問わず）に設置するタイプとなりますので、開放型の河川や農業用水路への設置は向いておりません。
その理由としましては、Cruttoは入口の水圧と出口の水圧の差で発電する仕組みとなっており、配管等の水圧がある水を使用することが必要だからです。
河川や農業用水路では水あるがなく、配管で分岐させて設置できたとしても水圧がなければ微量の発電量になってしまいます。
現状、Cruttoの発電出力1.5kw/2.0kw/3.5kwの３サイズとなります。水条件がそれ以上大きいエリアですと、Cruttoを2台、3台と並列して設置することをおすすめしております。
水力発電装置は部品交換やトラブルがあった際のメンテナンスが必要になってきます。その際に大きい水力発電装置1台ですとすべての発電がストップしてしまいます。自然災害による事故も考えられます。
そのような場合にでも、Cruttoを分散して設置しておけば1台がメンテナンス、トラブルなどで停止した場合でも、他の1台、2台が稼働でき、発電ロスが最小限に抑えることができます。
3台以上の設置も可能です。
複数台の場合、制御をまとめることもでき1台あたりのコストも下がる可能性があります。
まずトラブルを事前に防ぐために遠隔監視システムLupeをオプションで取り付けることが可能です。それにより消耗部品の交換目安やトラブルの早期発見につながります。
トラブルが起きてしまった場合は、電気制御面であれば電気保安協会より原因究明、修理対応に伺います。
Crutto本体につきましては、購入された販売店までご連絡ください。
回転する水車部品などの手配は弊社より販売店経由で発送させていただきます。
また水車部品につきましては、事前に予備を購入いただくお客様もございます。
設置場所の下見やアドバイスについては基本的に費用はかかりません。ただし一からの選定調査や大規模な調査については費用を頂戴する場合がございます。
その後詳細設計にかかる段階で導入費用の10～15%設計代として頂戴しております。
その都度御見積を提出させていただいておりますが、ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
地域の方や学生にマイクロ水力発電の仕組みを知っていただけるように見学会を実施することで地域の理解も得られ環境に良い取り組みをしているといったイメージアップにつなげていただけます。
発電した電気を地元の新電力会社に売電することで地域に還元していることにもつながります。
また自社WEBサイトやSNSでの発信も効果的です。
特に若い方へのアプローチは環境意識も高く採用にも良い影響があります。
PRのコツとして
このCrutto1台でどれぐらいの電気を発電しているのかをわかりやすく表示できると良いかと思います。
2050年カーボンニュートラルに向けてCO2削減効果として積極的にアピールしましょう。
PR用の屋外用カバーも用意しております。企業名なども塗装できます。
Crutto自体が圧力のエネルギーを電力に変換するため、Cruttoを設置することでほとんどの圧力が失われます。
そのためCruttoを通過後、設備などにつながっている場合は必要圧力をまかなうことができずトラブルの原因となってしまいます。
大きめのポンプがあり、インバーターなどで抑制している場合は余力分を発電に使うことは可能です。
それ以外は基本的にポンプで圧送している配管には設置をおすすめしておりません。
高い位置から自然流下で落ちている水が理想的な設置場所となります。
工事につきましては現地の状況にもよりますが、Cruttoを含め、バイパス管と本管を用意し水の流れを切り替えるバルブを取り付けます。
1～2日あれば完了できる工事内容です。
ただし水の流れを止めてはいけない場所などの不断水工事などは時間とコストが大きくかかってきます。
設置場所の見込みが立ち、見積り内容に問題がないようでしたらinfo@crutto.techまでご連絡ください。
注文の旨をお伝えいただきましたら、請求書をメールにてお送りさせていただきますので、発注時に総額の50%をお支払いいただき、納品検収完了時の残りの50%のお支払いをお願いしております。
研究用や性能試験などでの購入はご遠慮いただいております。
また販売店契約を締結している商社様も見えますので、そちらにご連絡いただいても入手が可能です。
Crutto本体（標準仕様）の重量は約30kgです。男性1人で持てる重さとなります。ステンレス仕様でも約50kgですので男性2人で持てる重さとなります。
持ちやすくするためのハンドルグリップ（オプション）もご用意しております。
手で持って移動ができるため、工事がやりやすいと評判です！
Cruttoの最高発電効率はなんと87%と他社の水力発電よりも高いデータが取れています。
ポンプのような形状ですが、小流量、低落差に特化した水車形状にしており、流体解析や数値計算により最適な水の流れを追求しています。
2021年に特許を2件出願し、2022年にも1件出願しており、水車形状の技術に力を入れております。
太陽光発電では平均20%、風力発電では平均40%と圧倒的な差です。
これらは光や空気などに比べで水の密度が高いことも大きな要因となっています。